日本人ファースト
参議院選挙が熱戦を展開している。トランプ大統領にならって「日本人ファースト」を選挙公約に掲げている政党がある。
ナショナリズム思想の台頭か、特徴をだし国民民主党の受け皿狙いか、与党自民党支持する保守層の票を狙っているのかわからないが、以下の理由でこの政策には違和感を感じている。
1,また生粋の日本人からすると純血主義を貫きたいとの気持ちはわからんでもないが、少子高齢化の日本、労働人口が不足するなか残念であるが外国人を頼るしかない、外国人なく日本の将来は描けない。
2,在日外国人からするとこの党が将来政権を獲った場合、外国人が不利であれば国籍を日本に変えようとの動きがでてくるのは必至である。
3,企業の海外進出の動きに合わせ、数多くの日本人が海外で勤務している。そういうわたしもサラリーマン生活40年のうち半分を外国で働いてきた。帰るべき祖国日本が外国人排除とみられかねない「日本人ファースト」の国であれば、海外勤務者からすればたまったものではないと感じるのが本音である。例えば7月、8月の中国は、抗日戦争記念行事が盛んで、それなりの緊張を強いられるなか仕事をし、仕事かえりの同僚と一杯を楽しみにしている。
江戸時代ならともかく、グローバル化が進んだ現在、日本人第一主義 「鎖国」などできるわけがない。
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